ダメージジーンズの作り方

染め加工について

 

より自然なダメージジーンズを作るためには、染め加工というものが必要となってきます。人工的に作ったヒゲやダメージの場合、横糸が白っぽいために、どうしても元々加工させている色とギャップが生まれてしまいます。これが不自然な印象を与えることになるので、この横糸に茶系の染め粉で色を付けていくのです。

 

染め粉の色は、茶系のベージュなどが一番自然な感じに仕上がるようです。まず、大きなタライを用意し、その中にぬるま湯を入れて染め粉を入れます。水の量や染め粉の量は、それぞれの説明書をよく読んで決めて下さい。

 

染め粉を入れたタライの中にジーンズを浸します。そして、そのまま40分くらい待ちましょう。時間が来たらタライの中からジーンズを引っ張り出して、真水で洗い流しましょう。その後は、普通に洗剤と柔軟剤を入れて洗濯機で洗い、乾燥機にかければ完成です。

 

洗濯の時に洗剤や柔軟剤を使うかどうかは、各人の好みに任せます。また、乾燥機を使うと繊維が縮みますので、普段ジャストで穿いてるジーンズを加工する場合には使わない方がよいでしょう。

 

こうして染め上がったジーンズを見てみると、白っぽかったアタリやヒゲ、そして横糸が染まってナチュラルな風合いになってると思います。このように、染め加工を施すことによって、ジーンズ全体の色に対しても加工した部分が馴染みますので、非常に自然な風合いになるのです。